幸せって? その5
さて、現在(今)という時間をわたしたちはどのように実感する習性をもっているでしょうか?
たとえば、今日何か大きな賞を受賞したとします。
でも、明日になってまわりの人の態度がまったく変わらなかったら、この受賞の意味はなくなるのです。
つまり、これから起こるであろう変化に対する期待感が受賞を意味あるものにし、幸せは未来への一種の期待感として体験されるわけです。
一方、今を実感させてくれるのはたいてい苦痛です。
ひどい病気をしたり、突然の怪我を負ったり、感情的に大きなショックを受けた時、われわれは正気に返って"今"を実感するのです。
今、ここにあるがまま生きる実感を得ないまま人生を送ってしまったら、本来の自分と出会うことはありえません。